土木・造園 専門学校(土木・造園科)

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八王子 2年制 ※八王子校のみ設置 土木・造園のプロフェッショナルをめざす 土木・造園科 国土交通省資格認定 厚生労働省資格認定

オープンキャンパス・体験入学

海外研修リポート Part.4

2018年10月23日 海外研修リポート Part.4

朝の気温が10℃近くまで下がってきたのに衣替えをしておらず、エアーナントカとかナントカクールとかいう肌着を着ていて、台湾のじっとりした暑さすら恋しい土木・造園科の佐藤です。


台湾研修も折り返し地点を過ぎ、3日目を迎えました。


まずは、高雄の地下鉄に乗って、美麗島駅へ。
ここは、アメリカの人気旅行サイトで「世界で2番目に美しい地下鉄駅」に選ばれています。
その理由が、こちらの写真。

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直径30mのステンドグラスアート「光之穹頂(光のドーム)」です。
圧巻、でした。


バスに乗り換えて、高雄国立体育場(ナショナルスタジアム)へ向かいます。
ここも、メトロポリタンオペラハウスと同じ、伊藤豊雄氏の設計です。

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うねる龍のような形状から、龍騰という名もつけられているそうです。


いよいよ台湾研修のメインイベント、「烏山頭ダム」の見学に向かいます。

このダムは、日本人技術者・八田與一によってつくられました。
「セミ・ハイドロリック・フィル工法」というコンクリートをほとんど使わない工法によってつくられたもので、要塞のような一般的なダムのイメージとは違い、美しい湖のように見えます。
実際、上空から見るとサンゴのような形をしているので、珊瑚潭とも呼ばれています。

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烏山頭ダムと灌漑水路の整備により、不毛の大地であった嘉南平原は大農業地帯に生まれ変わりました。
また、八田は、ダム建設に集まった人々のために学校や病院を建設するなどの事業も行なっています。
八田の数々の業績は、「人々の生活のためにある」という土木の原点を思い出させてくれます。

ダムのそばには八田與一の銅像がありました。
彼はその視線の先に何を見ているのでしょう。

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日本と台湾の間の歴史には簡単に片付かないものも横たわっていますが、偏らずにひとつひとつの出来事を丁寧にとらえていくことが、私たちの未来をつくっていくことになるのだと思います。



さあ、台湾研修も残すところあと1日!
次回に続きます!

学生諸君は今夜も眠らないのかい?

(佐藤)

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